「娘は階段から突き落とされ、劇薬を浴びせられた」…いじめ加害生徒の母親が話す「背負った罪の代償」と「逃げ切った主犯格生徒」への複雑な胸中
6月28日に配信されたニュースが、SNSなどのネット界隈をざわつかせた。 <2016年の9月、兵庫県加古川市で当時中学2年生の女子がいじめを苦に自らの命を断った。この時<加害生徒>として認定された12名のうちのひとりが、事件から7年目に実業団のスポーツ選手として活躍していることを偶然遺族が知ってしまった> 【マンガ】「一緒にお風呂入ろ」母の再婚相手から性的虐待を受けた女性の罪悪感 という内容のものだった。 当時、謝罪をすることもなかったというこの元生徒は、事件後に学校の推薦を受けて志望校に進学もしていたという。 こうした事実を受け、「娘の未来は断たれてしまっているのになぜ?」という遺族の悲しみと悔しさを共有した大勢のネットユーザーたちは、学校側を「犯罪者を推薦入学させた」と批判し、人生を謳歌しているようにみえる元生徒に非難の声を上げたのである。 いじめ事件では被害者の顏や氏名が晒される一方で、加害者の情報は少年法や未成年であることを理由に、事件に関わる事柄以外のプライバシーが報じられることはほぼない。 わからないがゆえに、ほとんどの加害者がその後も普通に人生を送っているのではないかという疑念は尽きず、それを踏まえれば「こんな理不尽なことが許されるのか?」と....